左右2本のつばきのうち、大きい方が指定となっている。
ヤブツバキで、幹回り3.47メートル、樹高6.6メートル、枝張りは、東西約8メートル、南北約11メートルの広がりがあり、その面積は約50平方メートル(約15坪)を占める。樹齢は五百年以上と推定される日本でも屈指の巨樹で、3月中旬から4月中旬にかけて真紅の花を枝いっぱいに付ける。落ちた花で周囲が紅いじゅうたんを敷きつめたようになっている様は格別である。地上80センチから太い3本の幹に分かれ、さらに伸びた枝が複雑に絡み合うその形状は異様で、「刺股の椿」の別名がある。
その昔、飢餓に苦しむ民のため城主に直訴した家老が怒りを買い、一族の男子が刺股処刑された。飯原家から娘が嫁いでいたが、夫の非業の死で悲しみのうちに亡くなり、娘の墓標の代わりにこのツバキが植えられたという伝説がある。
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